シラバス詳細

タイトル「2026年度シラバス(学部)」、カテゴリ「専門科目-国際文化学部-国際文化学科-1年次シラバス掲載科目(20~21入学者)」

和文・英文ボタンを押すことで、和文↔英文の切り替えができます。

科目情報

科目コード

0F770012

科目名

国際教養学入門

講義名

国際教養学入門

クラス

[001]

学年

1年

キャンパス区分

 

開講学期

前期

開講時期

1Q ~ 2Q

曜日・時限

火4

科目種別

講義

科目区分

学科展開(国際)

単位区分

選択

単位数

2

準備事項

備考

実務家教員

講義情報

コンピテンシー/Competency

論理的思考に基づき分析・解析し、適切に表現(記述・口述)できる(論理的思考力)

未知の課題に対し、自分なりの答えや解決策を見つけ出すことができる(問題分析力)

異文化を理解して思考し、柔軟に行動することができる(異文化理解力)

講義概要/Class Outline

国際教養学入門は、2年次以降の国際教養科目群の導入科目として開設される1年生向けの科目である。本講義は、国際文化学部ディプロマ・ポリシーの2、および国際文化学科ディプロマ・ポリシーの2および3に対応し、幅広い視野に立って物事を把握し、世界が直面する問題を自ら発見し解決する力を養うことを目的としている。

前半部分(尾張担当分)ではユダヤ人問題を考える。ナチス・ドイツによるホロコーストがユダヤ人迫害として有名だが、実はユダヤ人差別の根は深く、古代から現代に至るまでヨーロッパ史の諸問題(宗教思想、ナショナル・アイデンティティ、人権や人種問題など)の焦点となっていた。講義前半ではユダヤ人差別を歴史的にたどり、「文化」という名の差別装置について考える。



後半部分(樋口担当分)では、西洋思想史における代表的な考え方をとりあげる。西洋思想や西洋文化の源流は、ヘレニズム(古代ギリシア哲学)とヘブライズム(ユダヤ・キリスト教)の二つであると言われる。授業ではギリシア哲学に重心を置きつつ、キリスト教思想、そして近代思想にも触れながら、西洋における思考の型を分析する。


講義計画(テーマ及び学習内容) (テキスト)

学生の理解度に応じて、進度を調整する場合がある。

講義計画(テーマ及び学習内容)

内容

1

授業全体のガイダンス:授業概要、重要事項説明
イントロダクション:なぜ、ユダヤ人問題なのか? ユダヤ人とは誰か?

2

宗教的ユダヤ人差別
中世〜近代初期のユダヤ人迫害について 

3

信教としての「ユダヤ」
啓蒙主義と近代化 (ユダヤ人解放とユダヤ教改革、あるいは改宗) 

4

ナショナリティとしての「ユダヤ」
同化主義と民族的アイデンティティ (シオニズムと西欧化ユダヤ人)

5

科学的ユダヤ人差別
宗教差別から人種差別へ (反セム主義) 

6

ショアー: 「ユダヤ人問題の最終的解決」

7

アウトロダクション
イディッシュ語とは

8

後半部授業のガイダンス。
後半部授業のイントロダクション:哲学と立ち止まること

9

古代ギリシアの文化と先ソクラテスの思想

10

プラトン:本質への問い

11

アリストテレス:世界の原因

12

ユダヤ・キリスト教の思想:神と創造、イエスと贖罪

13

近世・近代の哲学1:自然の概念

14

近世・近代の哲学2:理性主義と経験論

到達目標/Class Goal

①西洋史におけるユダヤ人の問題の大枠が理解できる
②文化や民族を相対的にとらえ、民族的・文化的対立を批判的に整理できる
③西洋の思想的伝統における基本的な思考の型が大まかに理解できる
④伝統的西洋思想における世界観・人間観と自分や同世代の見方・考え方との違いや共通点を自分なりに考えることができる

準備学習の内容(事前・事後学習)

前半・後半ともに、講義中のキーワードを中心に授業の感想文を毎回提出してもらう(毎週1時間程度の復習)。
図書館で指定図書・参考図書を用いて当該講義の予習をする(毎週2時間程度)

評価基準GradingCriteria

履修規定通り。60%以上でC, 70%以上でB, 80%以上でA, 90%以上でS。

評価方法/Grading Method

後半(50点):感想文(49点)+レポート(40点)=89点を50点に換算する
前半(50点):感想文(35点)+授業に関するクイズ(35点)+確認テスト(30)=100点を50点に換算する

前半・後半のそれぞれで合格点(60%)に到達しない場合は不可

ルーブリック/Rubric

評価項目

期待を大きく上回る

期待以上である

やや努力を要する

努力を要する

相当の努力を要する

理解度

授業内容を超えた自主的な学修が認められる

授業内容をほぼ100%理解している

到達目標を理解しているが、授業内容の理解に不足がある

到達目標に達していることが認められる

到達目標に達していない

論理的思考力

授業内容に関連する事象・情報を整理して理論的に構造化でき、他者を納得させることができる意見や手順を論理的に展開できる

授業内容に関連する事象・情報を整理して理論的に構造化でき、意見や手順を論理的に展開できる

授業内容に関連する事象・情報を整理して理論的に構造化でき、自分の意見や手順を論理的に展開できる

授業内容に関連する事象・情報を整理し、構造化ができる

授業内容に関連する事象・情報を整理し、構造化ができない

受講上の注意/Class Rules

私語禁止。出席は取ります。欠席が多い場合は当然単位はとれない。

受講制限/Prerequisit

なし

授業アンケート等を踏まえた改善事項

わかりやすい授業を心がけます。

関連する科目RelatedClass

欧米文化入門、ヨーロッパ文化論、哲学、欧米思想史

教科書/Text

著者名

書名

出版年

出版社名

ISBN

本体価格

教科書/Text (手配情報)

指定図書/Assigned Books

著者名

書名

出版年

出版社名

ISBN

本体価格

市川裕

ユダヤ教の歴史 (宗教の世界史)

2009-11-01

山川出版社

9784634431379

石田友雄

ユダヤ教史: 聖書の民の歴史

2013-06-01

山川出版社

9784634433014

バートランド・ラッセル

西洋哲学史【新装合本】

2020-11-05

みすず書房

9784622089575

納富信留・檜垣立哉・柏端達也 (編)

よくわかる哲学・思想

2019-04-12

ミネルヴァ書房

9784623084104

指定図書/Assigned Books (手配情報)

参考文献/Bibliography

著者名

書名

出版年

出版社名

ISBN

本体価格

レオン ポリアコフ

反ユダヤ主義の歴史〈第4巻〉自殺に向かうヨーロッパ

2006-07-01

筑摩書房

9784480861245

スティーヴン ベラー

世紀末ウィーンのユダヤ人―1867‐1938 (人間科学叢書)

刀水書房

9784887083684

岩田靖夫

ヨーロッパ思想入門(岩波ジュニア新書)

2003-07-18

岩波書店

4005004415

今道友信

西洋哲学史(講談社学術文庫)

1987-05-10

講談社

4061587870

参考文献/Bibliography (手配情報)