シラバス詳細

タイトル「2024年度シラバス(学部)」、カテゴリ「専門科目-国際文化学部-学部共通科目-新カリ1年次シラバス掲載科目(18~) 」

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科目情報

科目コード

0F760002

科目名

日本文化入門

講義名

日本文化入門

クラス

[001]

学年

1年

キャンパス区分

 

開講学期

前期

開講時期

前期

曜日・時限

火3

科目種別

講義

科目区分

学部共通(必修)

単位区分

単位数

2

準備事項

備考

実務家教員

講義情報

コンピテンシー/Competency

得た知識や技能を基に自分の考えを組み立て、問題を正しく捉え、課題を考えることができる(問題発見力)

論理的思考に基づき分析・解析し、適切に表現(記述・口述)できる(論理的思考力)

異文化を理解して思考し、柔軟に行動することができる(異文化理解力)

講義概要/Class Outline

「文化」という言葉を知らない人はいないだろう。しかし、「では、文化の定義とは?」と聞かれると、答えに詰まる人も多いのではないだろうか。実は、「文化」を専門としているように見える文化人類学や民俗学においても、「文化」の理解の仕方は時代と共に変化し続けてきた。
本講義では、文化人類学・民俗学の視点から、特に近現代の日本の事例を示しながら、これまで誰によって、誰の、どのような営みが価値ある「文化」として見出されてきたのかを検討していく。講義を通して、いま日本に暮らすわたしたちの「文化」を反省的にとらえ直し、これに自覚的に働きかけていくことの意味を考えたい。なお、本授業科目は、主として、国際文化学部のディプロマ・ポリシーの 1、及びカリキュラム・ポリシーの 1 に対応している。

講義計画(テーマ及び学習内容) (テキスト)

講義計画(テーマ及び学習内容)

内容

1

ガイダンス
本講義の概要と進め方

2

導入
「文化」とは何か?

3

「文化」概念の歴史1
「文化」と「文明」

4

「文化」概念の歴史2
古代人と現代人、どちらの「文化」が優れているか

5

「文化」概念の歴史3
文化相対主義

6

「文化」概念の歴史4
「文化」概念を問い直す

7

小括
「文化」概念の歴史まとめ

8

「日本文化」とは何か1
日本の伝統を考える

9

「日本文化」とは何か2
どこからどこまでが「日本文化」なのか

10

「日本文化」とは何か3
「日本人」を考える

11

「日本文化」を捉え直す1
文化遺産をめぐる問題1

12

「日本文化」を捉え直す2
文化遺産をめぐる問題2

13

「日本文化」を捉え直す3
わたしたちが「日本文化」を問う意義

14

総括
本講義のまとめ

到達目標/Class Goal

①「文化」を理解するための基本的な知識を身につけること。
②「文化」や「日本文化」は、固定的な実体として存在するのではなく、社会状況やそれを語る人の立場によってその含意を変えてきたのだということを理解すること。
②自分の持っている「文化」や「日本文化」についてのイメージを反省的にとらえ直し、自覚的に向き合おうとする視点を持てるようになること。

準備学習の内容(事前・事後学習)

事前学習は不要です。受講後は授業中に紹介された参考文献を読み、不明な点を調べるとともに、解決のつかない場合には教員に質問してください(1時間程度)。

評価基準GradingCriteria

定期試験、受講態度、リアクションペーパーなどを評価の基準とする。また、これに提出物を加える場合がある。

評価方法/Grading Method

定期試験を60%、平常点(リアクションペーパーの提出)を40%とする。ほかに提出物がある場合には、全体の点数に加点する。

ルーブリック/Rubric

評価項目

期待を大きく上回る

期待以上である

やや努力を要する

努力を要する

相当の努力を要する

理解度

授業内容を超えた自主的な学修が認められる

授業内容をほぼ100%理解している

到達目標を理解しているが、授業内容の理解に不足がある

到達目標に達していることが認められる

到達目標に達していない

論理的思考力

授業内容に関連する事象・情報を整理して理論的に構造化でき、他者を納得させることができる意見や手順を論理的に展開できる

授業内容に関連する事象・情報を整理して理論的に構造化でき、意見や手順を論理的に展開できる

授業内容に関連する事象・情報を整理して理論的に構造化でき、自分の意見や手順を論理的に展開できる

授業内容に関連する事象・情報を整理し、構造化ができる

授業内容に関連する事象・情報を整理し、構造化ができない

課題解決能力

専門的な知識を実社会での実践に役立てることができる

応用的な課題について専門的な知識を用いて説明できる

専門的な知識について、基本は理解しており、説明できる

専門的な知識の獲得・修得に取り組んでいるが、説明できるレベルではない

専門的な知識に関心がない、またはその獲得・修得に取り組んでいない

受講上の注意/Class Rules

学生の理解度に応じて講義計画を調整することがある。

受講制限/Prerequisit

特になし。

関連する科目RelatedClass

民俗学、民俗学概論・民俗学特講・比較民俗論・伝承文学論

教科書/Text

著者名

書名

出版年

出版社名

ISBN

本体価格

教科書/Text (手配情報)

指定図書/Assigned Books

著者名

書名

出版年

出版社名

ISBN

本体価格

指定図書/Assigned Books (手配情報)

参考文献/Bibliography

著者名

書名

出版年

出版社名

ISBN

本体価格

鏡味治也

キーコンセプト 文化:近代を読み解く

2010-10-20

世界思想社

9784790714934

1,900

その他、各講義ごとに参考文献を提示します。

参考文献/Bibliography (手配情報)